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【学生広報アンバサダー】博物館・美術館巡り@共立女子大学博物館2024

こんにちは!
文学部史学地理学科考古学専攻2年の木下奈映です。
近頃はジャンルを問わず様々な博物館を訪れることが目標です✨
大きな企画も鋭意計画中で、今年はより精力的に活動していきます👍

今回は、昨年に訪問しnoteに投稿した共立女子大学博物館から、新しい企画展のご案内があり、見学してきました!

企画展 「大名のくらしー「表」と「奥」ー」

会期 2024年4月22日~6月22日
入場無料 ※男性も入館できます!
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線、都営地下鉄新宿線「神保町」駅 A8出口徒歩1分
東京メトロ東西線「竹橋」駅 1b出口徒歩3分、「九段下」駅 6出口徒歩5分

この企画展では、公的な場である「表」と私的な場である「奥」の双方から大名のくらしに焦点を当てて、甲冑や刀剣、婚礼調度、小袖類が展示されています。

ここからは、展示を見学して学んだポイントを紹介します!

①実用ではなくとも忠実に作られる!

一つ目は、実用的ではない道具が精巧に作られているということです。

ミニチュアの婚礼道具は、隣に並んでいる実際のものと比べても、そのまま小さくしたかのように細かい作りをしていて、見惚れてしまいました😍
心を込めて作られ、丁寧に使われて、大切に保存されてきたことが伝わるような艶やかさで、江戸時代のものとは思えないほどきれいな状態でした。

展示室に入ってまず目に入る場所にあった大鎧は、江戸時代19世紀に中世のものを模倣して作られたものになっています。
江戸時代の実戦では使えなかったと思われますが、中世の鎧と勘違いしてしまうほどしっかりと再現して作られています😄

②とにかく豪華!金!

二つ目は、展示されている道具のすべてが豪華だということです。
大名が使用するだけあって、至る所に金があしらわれており、模様や柄も繊細で美しいです!
特に驚いたのがこの「伊勢物語かるた」です😮

写真では煌びやかさが伝わりにくいですが、繊細なタッチの絵と流れるような線の字、そして札に飾り付けられている金が角度を変えるとキラキラ輝く様子は、まさに大名の優雅な生活そのもの!!

実物を見ないと得られない感動とはこのことか!と感心しました😭
興味を持った方はぜひ本物を見に行ってください!

大名の世界の「表」と「奥」とは

この企画展を通して、大名の世界では「表」は政務を行う場であり男性そのもの、「奥」が私的な場所で暮らす女性そのものであることが全体のメッセージとなっており、展示構成も性別と「表」「奥」を意識したものになっていました!

展示全体を通して、
金や細かい刺繍といった豪華なものが富と権威の象徴の1つにもなりうるの
に、それを使用しているのは「奥」の女性であることが印象的でした。

「表」で活動する男性の着物は派手なデザインではない理由について、今の日本でも公私があるのと同じ感覚だと思いました!
現代の会社や学校において、地位の高い人が派手なスーツを着ているわけではないですよね…🤔

さいごに

展覧会全体を通して、大名のくらしの中でも特に性別による「表」と「奥」での役割について考えることができました!
今では、性別に関係なく社会であらゆる役割を担う世の中になっているからこそ、当時のくらしについて学ぶことの重要性を感じます😊

美しい収蔵品がこれからも色褪せることなく次の世代へと受け継がれるといいですね!

共立女子大学博物館のみなさん、ありがとうございました😄🙇

学生広報アンバサダー 木下奈映


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