【学生広報アンバサダー】 美術館・博物館めぐり@国立科学博物館
はじめまして、新しく明治大学博物館学生広報アンバサダーの一員になりました三宅南緒です🐈
さっそくですが…学生広報アンバサダーとして皆様に魅力をお伝えするためにはたくさんのミュージアムを観て経験を積むしかない!と言うことで…私が訪れた美術館・博物館をご紹介したいと思います!
今回は第1弾として上野にある国立科学博物館に行ってきました🏃🏻♀️💨
行ったことない!という方も、もしかしたら国立科学博物館横にあるくじらはご存知かもしれません🐳 実は、国立科学博物館の建物自体(一部)も国の重要文化財に指定されていたりします👀
国立科学博物館は日本館・地球館の2つから構成されています。
それぞれを簡単にご説明したいと思います!
日本館
先程ご紹介した、国の重要文化財に指定されている建物というのが、日本館になります!
ネオ・ルネサンスを基調とした建物は、上空から見るとその当時最先端の科学技術であった飛行機の形をしているそうです✈️!
(現代の科学技術の最先端を建物にするなら何になりますかね…?ドローン?)
博物館や美術館は素敵な建物ばかりなので、そういう視点から楽しむのも良いかもしれません!
話を本題に戻しましょう!
日本館は地下1階から地上3階にわたり、Ⅰ~Ⅴのブースに別れて「日本列島の自然と私たち」をテーマに、それぞれ日本列島周辺に生息している動植物や海の生き物たちを展示しています。
⚠️Ⅰ~Ⅴ、どのブースからみても楽しめますが、『時
系列順、番号順に見たい!』という方は、いちど
地上3階までのぼって、ブースをまわりながら1階
を目指していくことをおすすめします!
地上3階にあるⅠ「日本列島の素顔」、Ⅱ「日本列島の生い立ち」のブースでは、世界的にも稀な日本の生態系を紹介しています。
個人的にこのブースは常設展のなかでもいちばんのお気に入りです🐙✨
ブース中央には海に生息している生き物の標本が、水深別にずらりと並べてあります。そのなかでも大きさが違う3種類のメンダコが印象的です😳
全体像は実際に見ていただきたいので、ここではその一部を紹介します!
ウルトラブンブクは相模湾以南の太平洋などの水深500m〜1600mの砂泥地に生息しているそう。ちなみに、「深海」というのは植物プランクトンが光合成できる限界の水深200mよりも深い海のことを指しているそうです!
彼(彼女?)は「ブンブクチャガマ類」というウニの仲間です。というのも、見た目が丸まったタヌキに似ているからだそう。確かに見えなくもない、ですかね?笑
ウニといえば特徴的なのがあのトゲ。なぜウルトラブンブクくんにはそのトゲがないかというと、彼は砂に潜ることで身を守っていたからだとか!穏便派なんですね。
そして、そんな「ブンブクチャガマ類」のなかでも直径20cmを超えるというその大きさから「ウルトラブンブク」という命名がされたそうです!
名前がおもしろいという理由から調べてみましたが、なかなか深かったですね…(深海だけに)
お気に入りなだけあって話が長引きました💦
それでは次のブースにご案内します!
1つ階を下ると、Ⅲ「生き物たちの日本列島」、Ⅳ「日本人と自然」のフロアに到着します。ここでは変化に富んだ日本列島に適応しながら生きていた生き物たちの剥製や、私たちの祖先である縄文人や弥生人の生活を垣間見ることができます!
Ⅳ「日本人と自然」では旧石器時代の港川人〜近世人の生活様式がマネキンを用いて表現されています。そしてどうやら、近世人の隣には「現代人」と書かれたパネルだけが置いてありますね…
裏に回ってみると…
ケースの中に入れるようになっていました✨
なんと、このブースでは自分自身が「現代人」として展示物になることができるんです! なんだか未来の博物館に想いを馳せたくなる仕掛けですね。
近世人と反対の隣には、江戸時代の女性のミイラが展示されていました…😳 個人情報・保存の観点から撮影は禁止されていましたが、珍しいものなのでぜひご覧ください。
では時間もないので次に向かいましょう!
1階に戻ってくると…
最後のブースであるⅤ「自然をみる技」に到着します。
暦や、時計、地震計、そして顕微鏡について歴史に沿って学ぶことができます👀!
私はド文系なので、地震計や顕微鏡のことはちんぷんかんぷんでしたが、現代にもみえる形の器具や機械がたくさん展示されていました…🤯
暦ブースでは渋川春海や高橋至時による江戸時代の暦が当時の資料とともに紹介・展示されています!
…と、ここまで駆け足でご紹介しましたが、もしお疲れでしたら地下1階のラウンジで一息つくのも良いかもしれません☕️
次に向かう先の地球館は地下1階で日本館と連結しているので動線はバッチリです!
地球館
お待たせしました!
では次に、地球館にまいりましょう🌎💨
地球館は地下3階から地上3階にわたり、地球誕生から現代における地球上の生き物たちが紹介されています。
閉館時間に追われつつ、今回私が回ったブースをご紹介します!
まずは地上3階「大地を駆ける生命-力強く生きる哺乳類と鳥類をみる-」
このブースは超超超荘厳です…!!!
これほど種類があるともちろん知らない動物もたくさんいますよね🌀
しかし心配することなかれ!もちろんわからなくても楽しめます!
名前を知りたい動物の前に…
タッチパネルがあります。ここで名前を知りたい動物を選択すると、写真のように詳しく説明してくれます!さらに、短い動画もみることができます🎥
あっという間にどうぶつ博士になれそうですね…!夏休みの自由研究にピッタリです🌞🌴🌺✨
さて次は地下1階「地球環境の変動と生物の進化 -恐竜の謎を探る-」
ここでは、みなさんお待ちかね 恐竜の化石をみることができます!!!
この大きさ、伝わりますか?
もちろん大きいことは百も承知でしたが、実際に見るとものすごいド迫力に圧倒されました😳😳😳
他にもティラノサウルスやステゴサウルスなどの有名どころはもちろん、シチパチという、恐竜と現代の鳥類の違いについて我々が知ることができたきっかけになる化石も展示されています。詳しくはシチパチの化石前にあるタッチパネルで確認してみてください🔎🦖
他にも、残念ながら今回は時間の都合上みることができなかったブースがいくつかあります。もしまた行く機会があればご紹介するので楽しみにしていてください😊
と、常設展の紹介を終えたところで国立科学博物館のイチオシポイントをご紹介します!
全球型映像施設「THEATER36〇」をご存知ですか?
日本館地下1階にあり、休日は並ばないと入れない、なんてこともある施設なんですが……
地球の1000000の1…!その大きさには実感が湧きませんが、数字の大きさに圧倒されますね😳
ここでは、計7種類のオリジナル映像を月ごとに放映しているそうです。
私が今回みた映像は「宇宙138億年の旅-すべては星から生まれた-」でした!
ビックバン、超新星爆発、そして太陽の誕生!私が生まれる遥か昔に起こったことを目の前でみることができました🌎☀
ほかの映像もとても気になるので9月が待ち遠しいです!
ここまでかなり長くなってしまいましたが、もう少しだけお付き合いください!
企画展のご紹介です⏳!
紹介動画、ご覧いただけましたでしょうか? 個人的になんだかEテレみを感じる動画でした📽
こちらの企画展では、国立科学博物館が所蔵しているにもかかわらず、場所の都合上普段は展示することができない標本が展示されています!
テーマは「観察の眼、発見の芽」。標本を通して、私たちが発見できることとは一体何でしょうか。
特に印象的だった展示は、国立科学博物館「3つの無」を紹介するものでした。
「3つの無」とは「無目的」「無制限」「無計画」。一見するとどれもあまり良くない単語のようですが…
真相は企画展に足を運んで、みなさんの“眼”で発見してみてください。
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございました!
国立科学博物館にはまだまだ魅力がたくさんつまっています。私が目をとめなかった展示に、みなさんは興味を持たれるかもしれません。
この機会にぜひ訪れてみてはいかがでしょうか!
ちなみに…東京国立博物館キャンパスメンバーズ会員校に在籍する学生(教職員も!)でしたら、国立博物館の入場料が無料になります!明治大学も加入しているので、明大生の方は学生のうちに行くのが断然お得です💸
ではでは、また次回の【美術館・博物館めぐり】でお会いしましょう!
学生広報アンバサダー 文学部 三宅南緒
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