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[三淵邸・甘柑荘]渋シックで心の琴線に触れる佇まい

どうも、はじめまして!明治大学博物館学生広報アンバサダーのフレッシュマン・中野陽登です!
今回は先日訪問した、三淵邸・甘柑荘 かんかんそうについて書きたいと思います。

初代最高裁判所長官・三淵忠彦の別荘として建てられた近代数寄屋風住宅。設計は佐藤秀三。心地よい光が差し込む和室8畳+茶室6畳の間。南向きの芝庭、奥には蜜柑、梅などの果樹園がありCM撮影や茶会、ワークショップ利用可能です。

https://www.instagram.com/kankan.sou/

⚪︎渋シックで心の琴線に触れる佇まい

↑甘柑荘

明治大学出身・日本初の女性弁護士である三淵 みぶち嘉子 よしこさんが来年春に連続テレビ小説『虎に翼』の主人公モデルになります!
訪問した甘柑荘は、三淵嘉子さんの結婚相手である三淵乾太郎さんの父・三淵忠彦さん(初代最高裁判所長官)が神奈川県小田原市に建てた別荘です。

箱根登山線の箱根板橋駅で降り、古稀庵(山縣有朋公爵別邸跡)に向かう途中に甘柑荘があります。三淵邸・甘柑荘保存会の上谷さんが出迎えてくださり、敷地内に入ると庭に植えられている夏ミカンの清涼感のあるスッキリとした香りがして、奥ゆかしいけれども厳か過ぎない雰囲気がありました。

引戸の玄関を開け、入って西側は現代風に改築されており、東側はほぼ昔のまま残っているそうです。掘り炬燵や和室、茶室の様子はまるでその空間が時間の流れから切り取られたようで、期末試験を控えた「今」を忘れさせてくれます(忘れてはならない)。

↑上谷さんからお話しを伺っている風景(筆者中央)

庭に出ると、夏ミカンなどの柑橘系の木がいっぱいに植えられています。この木々は三淵嘉子さんが植えたもので、現在まで枝もたわわに実っています。建物の中から望む、目が覚めるような黄色に実った夏ミカンは本当に美しかったです。
今後、私たち学生広報アンバサダーは、三淵邸・甘柑荘と明治大学博物館のコラボ企画を計画します。来春、連続テレビ小説『虎に翼』の放送開始頃にはお知らせできるよう頑張りますので楽しみにしててください!!

↑お土産にいただいた夏ミカン♩

⚪︎小田原の城、スゴかったっス

【小田原城】

甘柑荘にて上谷さんからお話しを伺った後、周辺地域視察と小田原の歴史学習を兼ねて小田原城へ行きました!小田原駅から歩いて10分ほどの距離にあり、観覧料は天守閣のみなら大人510円、小・中学生200円とお手頃価格でした。天守閣の最上階に行くまで、各階では小田原城の歴史や美術工芸品などが説明され(全5階)、興味深く学びながら登ることができました!

↑展望デッキからの景色

階段の数が多く、音を上げる先輩も居ましたが(笑)、運動不足解消という副次的な(?)効果もありそうなので、是非訪れてみてはいかがでしょうか?