【学生広報アンバサダー】博物館・美術館巡り@武蔵野音楽大学楽器ミュージアム
はじめまして!
新しく学生広報アンバサダーになりました、上村菜摘です🐣
よろしくお願いします🙌
さて!今回ご紹介するのは
武蔵野音楽大学楽器ミュージアム
サムネイルの写真に惹かれて読んでくださっている方もいらっしゃいますか…?
音楽好き、楽器好きにはたまらないミュージアムでした!
つたない表現ではありますが、武蔵野音楽大学楽器ミュージアムの魅力をぎゅっとご紹介します!
では早速…どこから行こう?
展示室に向かっていきましょう🏃
扉を開いて、進みます。
博物館って大体順路が決まっていますよね。
なんと!こちらには順路がありません。
どこからでも楽しめるように、との思いが込められているそうです😁👍
「鍵盤楽器」「管弦打楽器」「日本の楽器」「世界の民族楽器」の4つの独立した展示室から構成されています。<<展示楽器数、5700以上!>>
今回は鍵盤楽器展示室と世界の民族楽器展示室を取り上げたいと思います👀
世界で唯一のピアノも 鍵盤楽器展示室
鍵盤楽器展示室ではピアノの歴史を学ぶことができます。
時系列順にずらりと並んでいます🎹 迫力満点です!!
鍵盤の色が逆のもの、宗教デザインがあしらわれているもの、細かい違いに時代性を感じます。さらに、多くのピアノは装飾、譜面台、蝋燭がそれぞれ1台ごとに異なっているんですよ!
個性的なもの、貴重なもの、目白押しです。
そしてもうひとつ、奥の絵画、気になりませんか?
これは、アメリカの画家、ベルモントさんによるものです。曲からイメージを膨らませることで描かれました。
何を聞いたのだろう🤔→→→入口横にある説明紙に書いてあります!
音楽と美術の繋がりも感じることができました🎶
★個人的ナンバーワン
私が1番興奮したピアノはこちらです。
私は高校時代、世界史を選択していて、この彫刻に見覚えがありました。
中央の彫刻は神聖ローマ帝国の国旗に描かれている鳥です。
調べたところ、このピアノの作者は同国出身でした!なぜ、このピアノにこの彫刻か、合点がいきます。ヴェートーベンやショパン、リスト、ブラームスも愛用したグラーフという有名なピアノ職人だそうです。
自分の中で歴史とこのピアノがすっと繋がった気持ちになりました。
武蔵野音楽大学で学芸員養成課程を履修している学生は、こちらの楽器ミュージアムで博物館実習を行っているそうです!このような楽器の宝庫で専門知識を蓄えていると思うと、格好良過ぎて頭が下がる思いです。
★ナポレオン帽子型ピアノ
楽器ミュージアムを訪れたらこの楽器は外せません。
なぜなら、ナポレオンⅢ世とウージェニー妃の結婚に際して、イギリスのヴィクトリア女王が祝品として贈呈した世界で1つだけのピアノなんです! 😮😮
展示されているピアノはどれも装飾の手が込んでいることが伝わります。
その中でもこのピアノは一際目立っていました✨✨
★キリンピアノ
締めはナポレオンピアノの隣にあったキリンピアノ。グランドピアノの出ている部分ををグンッ!!と縦にしたら背が高くなったピアノです。(正確にはスペースの節約のため)見た目にちなんで名づけられた名前です🦒表面は画像だと伝わりにくいですがとても刺繍が綺麗。家庭用だそうです。おうちに是非1台。
休憩
4つの展示室の前にちょこんと座っていたオルゴール。
100年以上前に作られましたが、まだまだ現役です!
専用のコインが投入されると美しい音楽を奏で始めます。
特別に裏側の一部分を見させていただきました。ディスクには何重もの突起があって、本体には櫛歯が2列(普通は1列)になっていました。
管弦打楽器 日本の楽器 展示室
管弦打楽器がここぞとばかりに並んでいます。私たちが日ごろ目にする管弦楽器ももちろんのこと、変形楽器と呼ばれる珍しい楽器もあります!
一瞬で視線を奪いに行くのはバックの松羽目=歌舞伎の背景です!
日本の楽器と一括りでいっても、アイヌ民族や琉球の音楽、伝統芸能で使用される楽器など様々です。
気になる楽器ベスト3 世界の楽器展示室
この部屋は興味深い楽器が沢山ありすぎて、なかなか展示室を出ることができません🧍🧍♂️ ⚠️来館の際は注意です!笑⚠️
文字通り古今東西、世界の楽器が集まっています!
今回はその中で私が特に気になった3点をご紹介します。
★チャランゴ
この楽器を初めて見てびっくりしました!
背面を覆っているのは、アルマジロの甲羅😯
アルゼンチンの民族楽器だそうです!
★馬頭琴
頭に馬がついたモンゴル民族の琴です。
形容しがたい馬の顔が魅力的🥰
小学校の国語「スーホの白い馬」で知っていた人もいたのではないでしょうか!私はその1人です!懐かしい気持ちです🥰
★ウォータードラム
パプアニューギニアの楽器
主に男子の成人儀礼で使用されます。湿地帯の地面を掘って出来た水たまりにこの筒を上下させることで音を出すそうです😳😳
どことなく風貌がモアイに似ていると思い、少し調べてみました。パプアニューギニアはオセアニアに位置し、モアイはチリのイースター島と地理的に近いです。調べた情報の限りでは、パプアニューギニアの人類が移動していた時代にイースター島にも移っていったようです。つまり、同じルーツを持つ、のではないかという事!
楽器から地理や歴史に学びが広がっていくのも面白いですね!
ここまでご覧いただいた通り、武蔵野音楽大学楽器ミュージアムは世界の楽器を背景知識も交えながら説明×展示を行っています。
楽器の博物館としては、他に国立音楽大学の楽器学資料館があります。こちらは楽器学的な視点が強く、それぞれ館ごとに特徴があると教えていただきました!
機会があれば、こちらのほうも訪ねてみたいです💫
以上になります!世界には沢山の楽器があって、似ているものも多く
不思議な気持ちになりました💭
終わりに
音楽は聴くのもするのも好きな私ですが、楽器ミュージアムに行くのは初めてでした。古今東西の楽器に出会い、楽器の歴史を知り、とても幸せな時間を過ごせました。どうしてもっと早くいかなかったのだろうと後悔の思いも強いです。笑
一度訪れてみることを強くお勧めします。
実物は全く!!!!!違います。迫力も、大きさも、何もかも違います。
今回の記事は多くの支援のもと執筆することができました。
※通常、楽器ミュージアムは写真撮影禁止です。特別に許可を頂きました。
取材にあたり、快く了承してくださった武蔵野音楽大学楽器ミュージアムの脇谷さん、ありがとうございました。
そして、今回同行して、いろいろ助けてくれた同輩、ひよちゃん
メールから記事執筆まで1から教えてくださった先輩、武井さん
この場を借りて、感謝の気持ちを伝えたいです!
これからもよろしくお願いします。
想像以上に長文になってしまいました。😓😓
最後までお読みいただきありがとうございました💖
是非!武蔵野音楽大学楽器ミュージアムに足を運んでみてください!!
基本情報はこちらをどうぞ👇
学生広報アンバサダー 上村菜摘