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東京復活大聖堂(ニコライ堂)【のんびり神田学生街】

今回は東京復活大聖堂、通称ニコライ堂についてです。
ニコライ堂はニコライ・カサートキン大主教によって建てられたギリシャ正教会の聖堂であり、その名にちなんで明治時代からそう呼ばれています。

ニコライ堂の建築の設計はロシアの美術家シチュールポフが担当し、鹿鳴館や帝国ホテルなどの建築を手がけたコンドルが修正して完成させました。

ニコライ堂は明治24年(1891)に完成しましたが、関東大震災によって大きな被害を受けてしまい、二度の修復を経て現在の姿になったそうです。
そして、日本最大のビザンチン様式の建物として国の重要文化財にも指定されています。

ちなみにリバティタワーからも綺麗に見えるのでおすすめです。

上からニコライ堂


ところで、ニコライ堂の屋根って緑色が特徴的で素敵ですよね。
調べてみたところ意外にも、もともとは緑青色ではなかったそうです。
なぜなら、屋根には「銅」が使われていたからなんです!

銅の色変化

一般社団法人日本銅センター「安全な銅」から引用 http://www.jcda.or.jp/feature/tabid/87/Default.aspx

上の図を見るとわかりますが、銅には時間が経つにつれて色が変化していくという特徴があります。
つまり、ニコライ堂の屋根はもともとは赤褐色でしたが、 10年くらい経つことで緑青色に変化したそうですよ。

ここまで紹介してきたニコライ堂ですが、残念ながら現在は新型コロナウイルス感染拡大への対応のため、聖堂を拝観することはできません。
しかし、明治大学からも御茶ノ水駅からも近く外観だけでも十分見応えがあるので、のんびり訪れてみてください!

アクセス

JR中央線・総武線、御茶ノ水駅「聖橋口」徒歩2分
東京メトロ千代田線、新御茶ノ水駅「B1出口」徒歩2分
東京メトロ丸ノ内線、御茶ノ水駅、徒歩6分
都営地下鉄新宿線、小川町駅「B5出口」徒歩7分

東京復活大聖堂(ニコライ堂)公式サイト

博物館学生広報アンバサダー 川亦壮祐

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