【学生広報アンバサダー】美術館・博物館巡り@慶應義塾ミュージアム・コモンズ
はじめまして!
新しく明治大学博物館学生広報アンバサダーの一員になりました、文学部2年の山﨑その佳です!
今回は慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo: Keio Museum Commons)さんの「さすが!北斎、やるな!!国芳」-浮世絵のマテリアリティの後期展示(2023年6月15日~7月15日)に行ってきました!
私は日本の歴史の中でも特に江戸時代の文化が好きで、中高時代は資料集でにやにやしながら浮世絵を見ていたので、この展示に行くと決まった後はスゴイ楽しみでした。
1.北斎派?国芳派?
扉を入ってすぐに来場者に向けてのアンケートがありました!
私は北斎が好きなので北斎に投票✨同行してくださった先輩も北斎に投票!ボタンを押すと「さすが!」とスピーカーから声が!!帰る頃には国芳派になっているかもしれないな~とわくわくしながら展示会場である3階フロアにレッツゴー!!
2.いざ、展示会場へ!!
展示会場は3階に2部屋。まず慶應義塾所蔵の高橋誠一郎浮世絵コレクションが展示されている部屋、次に個人所蔵作品の部屋を回る順路でした。
※3階フロアは、通常、撮影不可なのですが、今回は特別に許可をいただき撮影させていただきました。慶應義塾ミュージアム・コモンズさんありがとうございました!
〇ここからは、興味・関心を持った作品を取り上げつつ、感想を記したいと思います!
(撮影している私の影が映っておりますが気にしないでください…。)
北斎の代名詞である「富嶽三十六景」の一つである「礫川雪ノ旦」です。
実は「三十六景」とはいうものの好評を博して十図が追加されていたのはご存じでしょうか。私はこの展示で知りました。見どころとしては青を基調とされており、当時最先端の顔料であるベロ藍(ペルシアンブルー)と従来一般的に用いた藍色と併用したとこだと感じました。
鮮やかな青色に吸い込まれそうで興奮しました!!
国芳の「安達原一ッ家之図」です。
こちらは、奥州安達原鬼女伝説をもとにして描かれたもので、この話を知っていた私は興奮して、ずっとこの絵を食い入るように見ていました(笑)
注目する点としては、美人画の髪の生え際の超絶技巧(毛割)!!!!
ちなみに、慶應義塾の文化コレクションを展覧会などの文化活動と合わせて発信するポータルサイト「Keio Object Hub」でもご覧になれます!
※こちらのデジタルアーカイブも充実してます!
次の部屋は個人所蔵作品が展示されています!
黒と白で構成された制作過程を見ることで、完成までの苦労を垣間見れた気がして良かったです。
3.学生スタッフ「KeMCoM」さんによる企画
展示会場を見終わった後の帰路は階段を使います。
階段を降りると階段下に何やら机が👀!!
慶應義塾ミュージアム・コモンズで活動されている学生スタッフ「KeMCoM」の皆さんによる企画です✨
何度も重ねて刷られる浮世絵の制作過程になぞらえて、ポストカードに透明のシールやスタンプを貼って押して疑似浮世絵体験を無料で行うことが出来ます🙌
ポストカードの裏にはQRコードがあり、元の絵も見ることが出来るようになっています!
私は「甲州犬目峠」(こうしゅういぬめとうげ)のポストカードをいただきました🥰
4.まとめ・感想
今回、私は初めて他大学の博物館に訪れました。
慶應義塾ミュージアム・コモンズさんは、建物がすごく綺麗で「ここが大学博物館!?」と私の大学博物館のイメージが崩れました。入って直ぐのところにあったタッチパネル式のデジタル投票企画は、展示前の心を揺さぶりワクワクしながら展示会場に向かえて楽しい企画だなと感じました。こちらも学生スタッフKeMCoMさんの企画とのことで、同じ学生団体として見習いたいと思いました🙌
今回は北斎・国芳の浮世絵と初展示の下絵群を同時に鑑賞できた貴重な体験が出来てよかったです!!
noteへの写真の掲載許可をしてくださった慶應義塾ミュージアム・コモンズの皆様、同行してくださった先輩ありがとうございました!
学生広報アンバサダー 山﨑その佳