明治大学博物館

明治大学博物館(東京・御茶ノ水)のnoteです。明治大学博物館・明治大学史資料センター…

明治大学博物館

明治大学博物館(東京・御茶ノ水)のnoteです。明治大学博物館・明治大学史資料センター・明治大学阿久悠記念館の展示やイベント情報などをお知らせします。JR・東京メトロ御茶ノ水駅、東京メトロ新御茶ノ水駅、都営地下鉄・東京メトロ神保町駅から徒歩5分です。

マガジン

  • 学生広報アンバサダー

    学生の視点から、明治大学博物館を若年層にアピールする広報活動を行っています。日々の活動の様子などを不定期に配信していきます。

  • ヒロッグとめいじろうのわくわく探訪

    明治大学博物館の「めいじろう」と広島大学総合博物館の「ヒロッグ」が仲良く街を探検します!

  • 学芸研究室から

    明治大学博物館と明治大学史資料センターの展示部門担当者による解説記事(コラム)です。大学史・商品・刑事・考古の収蔵資料、調査研究、展示をテーマに配信します。

  • のんびり神田学生街

    明治大学博物館の学生広報アンバサダーが「神田学生街の今」をご紹介します。 初めてご来館なされる方々には周辺情報、共に学ぶ友人やこれから入学する後輩にはのんびりスポットをご案内!

  • 神田学生街に商う

    日本最古で最大の学生街・神田ー 第Ⅱ部「神田学生街に商う」神田学生街と深い関わりのある校友に、街と大学への思いを語っていただきました。

記事一覧

学芸研究室から(第14回)【考古】洋風瓦のさきがけ・ジェラール瓦

日本初の本格的な西洋瓦である「ジェラール瓦」が、当館で所蔵している個人の瓦コレクションとしては国内屈指である前場幸治(ぜんばゆきじ、1933-2011)氏の寄贈資料に含…

学芸研究室から(第13回)【大学史】さよなら明治大学和泉第二校舎!そして和泉ラーニングスクエアへ!

懐かしい学び舎が、新しい建物にその役割をバトンタッチします。 和泉第二校舎は1960年の竣工から50年以上にわたり、学び・課外活動の用に供され、学生・卒業生・教職員の…

【学生広報アンバサダー】新入生交流会を開催しました!

新入生のみなさーん! 大学生活を楽しんでいますか? こんにちは、学生広報アンバサダーの髙島未奈です! 今日は4月16日(土)に開催した、新入生交流会イベントの様子を…

学芸研究室から(第12回)【商品】時代の様相を映す「伝統工芸」

工芸品の種目や産地の別によっても違いはあるのだが、昔ながらの懐かしいイメージを抱いて産地の展示場を訪れると、並んでいる商品が現代チックなことに意表を突かれること…

【学生広報アンバサダー】名探偵誕生……⁉️

こんにちは!学生広報アンバサダーの佐藤杏海です! 今回のテーマはタイトルにもあるように謎解き!それも神保町を舞台にしたARゲームの「とある珈琲店からの挑戦状」をプ…

学芸研究室から(第11回)【刑事】今川仮名目録

今川仮名目録は、戦国大名今川氏の制定した分国法です。1526年に今川氏親(うじちか)が制定した「仮名目録」と今川義元(よしもと)が1553年に制定した「仮名目録追加」から…

学芸研究室から(第14回)【考古】洋風瓦のさきがけ・ジェラール瓦

学芸研究室から(第14回)【考古】洋風瓦のさきがけ・ジェラール瓦

日本初の本格的な西洋瓦である「ジェラール瓦」が、当館で所蔵している個人の瓦コレクションとしては国内屈指である前場幸治(ぜんばゆきじ、1933-2011)氏の寄贈資料に含まれています。オレンジ色に焼き上げられているものが多いため、一見薄い板状のレンガのようにも見えますが、日本で初めて蒸気を利用した機械により大量生産された瓦であり、実は日本の機械工業の黎明期を物語る資料なのです。

瓦と言えば、神社や

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学芸研究室から(第13回)【大学史】さよなら明治大学和泉第二校舎!そして和泉ラーニングスクエアへ!

学芸研究室から(第13回)【大学史】さよなら明治大学和泉第二校舎!そして和泉ラーニングスクエアへ!

懐かしい学び舎が、新しい建物にその役割をバトンタッチします。
和泉第二校舎は1960年の竣工から50年以上にわたり、学び・課外活動の用に供され、学生・卒業生・教職員の思い出に強く刻み込まれています。

設計者の堀口捨己(1895-1984 建築家。明治大学工学部長等歴任)は、当時の学生数の急増に対応するため、階段大教室8室で構成され、総収容数3800名に及ぶ大校舎をデザインしました。同校舎の際立っ

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【学生広報アンバサダー】新入生交流会を開催しました!

【学生広報アンバサダー】新入生交流会を開催しました!

新入生のみなさーん!
大学生活を楽しんでいますか?
こんにちは、学生広報アンバサダーの髙島未奈です!

今日は4月16日(土)に開催した、新入生交流会イベントの様子をご紹介します!

まず、軽い自己紹介!
キャンパスや学部、国籍を問わず、たくさんの1年生が来てくれました!やったぁ!!
私たちの班はめいじろうトークで盛り上がりました
新入生にも既に魅力が伝わってるんですね、さすがめいじろう!!!

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学芸研究室から(第12回)【商品】時代の様相を映す「伝統工芸」

学芸研究室から(第12回)【商品】時代の様相を映す「伝統工芸」

工芸品の種目や産地の別によっても違いはあるのだが、昔ながらの懐かしいイメージを抱いて産地の展示場を訪れると、並んでいる商品が現代チックなことに意表を突かれることがある。やきものを例に取れば、まず、フリーカップ、マグカップ、和洋を問わずフレキシブルに使える中型皿といったあたりで、古美術品にはない器である。昔ながらの抹茶碗や花器は奥の方に割とひっそりと隠れている。こうした状況を目の当たりにして、「伝統

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【学生広報アンバサダー】名探偵誕生……⁉️

【学生広報アンバサダー】名探偵誕生……⁉️

こんにちは!学生広報アンバサダーの佐藤杏海です!

今回のテーマはタイトルにもあるように謎解き!それも神保町を舞台にしたARゲームの「とある珈琲店からの挑戦状」をプレイします💪

本記事ではネタバレ無しでその魅力を紹介します!

このゲームはスマホのARアプリ「とある珈琲店からの挑戦状」をダウンロードして、実際に神保町を歩きながら謎を解いていくものです。

プレイには1960円と2時間ほどの時間

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学芸研究室から(第11回)【刑事】今川仮名目録

学芸研究室から(第11回)【刑事】今川仮名目録

今川仮名目録は、戦国大名今川氏の制定した分国法です。1526年に今川氏親(うじちか)が制定した「仮名目録」と今川義元(よしもと)が1553年に制定した「仮名目録追加」からなります。明治大学博物館が所蔵している今川仮名目録は、今川氏が出した法令の原本ではなくて、それを写したもの、つまり写本です。写しといっても、当時だされたものは現存しておらず、明治大学が所蔵する今川仮名目録は、現存する写本の中で最も

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